ケースの概要
在宅で生活していたが、ADLが低下し施設入所を検討し始めたOさん。ケアマネジャーから紹介を受けた介護施設の紹介会社に、
・預金は700万円ほどあるが、年金がほとんどない(2ヶ月で6万円)
・一人娘がいるが、病気のため保証人になることができない
と相談。相談を受けた紹介会社から当社にお話がありました。幸い当社は「ゆくゆく生活保護者向けプラン」というサービスがあり、このサービスについてOさんに説明いたしました。万が一お金が足りなくなってしまった場合、生活保護とはなりますが身元保証のサービスは継続できる、ということを理解された上、安心して契約を結んでいただきました。
自宅で転倒、骨折によりADLが低下
2024年4月、Oさんは住み慣れた自宅で転倒、大腿骨を骨折してしまい短期間入院となりました。退院後、自宅に戻りましたが、骨折の痛みに加えて物忘れが顕著になり、買い物や洗濯、食事の準備など日常的な生活動作が困難になってしまいました。担当するケアマネジャーはこれ以上自宅で生活するのは危険だと判断し、Oさん了承のもと介護施設の紹介会社に相談をしたのです。
いずれお金がなくなるという不安
Oさんは介護施設の紹介会社の担当者に以下のような相談をしました。
・施設のほうが安心して生活できるのは間違いない
・しかし、年金が2ヶ月で6万円しかない
・貯金は700万円で、長生きするといずれ施設への支払いができなくなる
・娘がいるが病気のため保証人は頼めない
・お金が足りなくなったらどうしたらよいのか
この相談を受けた担当者は、弊社に「ゆくゆく生活保護者向けプラン」があることを思い出し、連絡くれました。弊社はOさんに対し、「万が一お金が足りなくなった場合、不足分は生活保護費で賄えるであろうこと」「生活保護になったとしても身元保証サービスの提供は続くこと」を説明。Oさんにもご理解いただき、契約へと至りました。
経済的な事情があっても安心できるように
「施設に入ると経済的に破綻してしまうかもしれない」と思っている方は多いものです。しかし、経済的な理由で施設への入所を諦めてしまうと、自宅での事故(転倒や孤独死など)などにつながる可能性があります。経済的に不安がある方々にもサービス提供をさせていただくことで、誰でも安心して生活できる環境づくりに少しでも貢献したい。そう願っています。