今回のケース

コラム

ご相談前のお悩み

  • ご逝去後にご自身がお墓に入ることができるのか不安
  • お墓を管理する人がいなくなってしまうことが心配

当社にご相談いただいた方

  • ご本人

墓守がいない!
生前にお墓に関する心配を一括サポート

ケースの概要

弊社の身元保証サービス(未来の安心プラン)を利用し、ホスピス型施設へ入所されたNさん。ご自身の体調が徐々に悪くなっていく中、ご逝去後にご自身が入るお墓をどうするか、また管理する人(使用者)がいなくなった場合にそのお墓がどうなるのか不安を感じておられました。葬儀・納骨などの死後事務手続きのご契約をいただいていたこともあり、お墓の対応についてご相談を受け、墓地を管理している霊園に確認しながら対応したケースです。

使用者不在のお墓の管理問題

近年、少子高齢化・人口の都市集中に伴い、「使用者不在のお墓(無縁墓)」が増加しています。使用者不在とは、墓地を契約した名義人やその承継者が不在、または連絡が取れない状態を指します。本来、墓地は永続的な使用を前提としていますが、使用者が不在となると管理費の支払いができず無縁墓となってしまう、管理不足による倒壊リスクや草木が生い茂るといった環境悪化を招くなどの問題が発生します。

 

特に身寄りのない方の場合、使用者本人であっても継承者がいなければ、霊園によっては納骨できないのが現状です。こうした事情は一般にはあまり知られておらず、寺院や自治体にとっても大きな社会的課題となっています。

墓じまいの手続きなどを一括で対応

Nさんからの相談を受け、弊社は霊園に直接確認を行いました。その結果、霊園の規則上「使用者を引き継ぐ人がいなければ本人の納骨はできない」と判明しました。そこで、墓地に納められていたご先祖の御霊を含め、永代供養を行い、同時に墓じまいを実施する方針となりました。

 

弊社は霊園との事務手続き、墓石撤去やお骨出しの手配、費用の見積もりまでを一括して調整。Nさんには手続きの流れや費用感を事前に丁寧にご説明し、安心して任せていただけるように対応しました。事前に手続きをしていたおかげで、Nさんがご逝去された後、無事に墓じまい、永代供養が完了しました。

将来に備えるお手伝いを

「使用者を引き継げなければ、ご本人自身はそのお墓に入れない」という事実は、意外と知られていないかもしれません。Nさんのように生前に墓じまいを検討していなければ、無縁墓として放置されるリスクもあったでしょう。

 

弊社では、こうしたお墓に関する問題にも幅広く対応し、ご本人の意思を尊重しながら将来に備えるお手伝いをしています。お墓の承継や墓じまいについて不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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