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サービス設立の背景

1.「身元保証のみかた」が生まれたきっかけ

私が「身元保証のみかた」の必要性を感じたのは、テレビの情報番組で見たあるお婆さんのインタビューがきっかけでした。



そのお婆さんは、ご主人に先立たれ、介護サービスを受けながら一人で生活をされていました。その後、介護度が重くなり、自宅療養が難しくなったため、施設への入所を希望しました。しかし、お婆さんには身寄りがなく、身元保証人を立てられません。その結果、介護度の重さでは入所の優先順位が高いにも関わらず、なかなか入所の順番が回ってきませんでした。



お婆さんを支援するサポーターの方々は、様々な介護施設に受け入れの要請をするも、なかなか受け入れてもらえません。そんな状況を見たお婆さんはこんな一言を発しました。



「みんなに迷惑と心配をかけているから… 早く逝きたいけど、とても長生きで…」



私はこのインタビューを見て、今後ますます高齢化が進む中で、このような方々が増加するだろうという危機感を抱きました。同時に、身元保証サービスはこれからの日本で必要不可欠なサービスになることも確信しました。



2.監督官庁不在で高額なサービスばかりの“あやしい業界”

それから身元保証業界について調べてみると、驚いたことに監督官庁が不在であり、誰でも自由に事業を立ち上げることのできる業界であることがわかりました。それが原因なのか、悪質な業者によるトラブルの報告も多く、過去には、設立時に内閣府や都道府県知事の厳格な認定を受ける必要がある公益財団法人がご利用者から集めた預託金(将来受けるサービスなどの前払い金)を本来の使途以外に用いたうえで破産をしたという痛ましい事件もあり、業界に対する信頼は著しく損なわれていました。



さらに、身元保証業界は小さな事業者が地域に点在する分散型で、また、時間や手間をかけてサービスを提供する事業者が多く平均的な初期費用は150万円と高額で、一部の裕福な方にしか手の届かないものとなっていたのです。



3.身元保証サービスをもっと身近で安心できるものに

私は自社の身元保証サービスを設計するに当たり、より多くの方の手に届く価格のサービス、そして、預託金のようなご利用者に経済的リスクを負わせる必要のないサービスが必須と感じました。また、合理的な仕組みに加えて、ご利用者との信頼関係構築に向けた温度感のあるコミュニケーションも大事にしたいと考えました。



その実現に向けて活きたのは、メンバーの多様なバックグラウンド。ものつくりの世界で培った合理的なサービス設計やオペレーション設計のノウハウ。そして、医療・介護・法律のサービス現場で培った1対1のコミュニケーションでの信頼関係構築の経験。デジタルの良さとアナログの良さを融合することで、合理的かつ安心できるサービスの実現を目指し、誕生したのが「身元保証のみかた」です。



超高齢社会に加え多様性が進む現在、多くの方に信頼していただけるサービスの提供をしていくためには、ご利用者およびその支援者の方々の声に耳を傾け、それを品質の向上につなげていくことが必要不可欠だと考えています。そうした活動を通じ、『一人一人の多様な幸せを実現できる社会』の実現に向けて少しでも貢献することが、私たちの使命と捉え、これからも取り組んで参ります。



株式会社ウェルビト 代表取締役 山内悠​

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