ケースの概要
癌で入院をしたMさんは、病院での治療が終わり、退院期限が迫っていました。退院後は施設への入所を希望しているものの頼れる身寄りがいない上、すぐに動かせるお金が100万円しかなく、地元である東北地方の金融機関の口座も通帳やキャッシュカードを紛失してしまっているとのこと。介護施設の紹介会社から相談を受けた当社は、すぐに金融機関に問い合わせ必要な手続きを実施。Mさんは無事に口座のお金を使うことができるようになりました。併せて身元保証をご利用いただき、施設への入所もできました。司法書士事務所が併設されている当社の、金融機関との調整などのご相談もお受けできるという強みが生かされたケースです。
癌で退院後に自宅で生活するのが困難に
2024年1月、川崎市のアパートで独り暮らしをしていたMさんは、以前から感じていた体調不良が進行し、病院を受診。検査の結果、癌が見つかり入院することになりました。集中的な治療のおかげですぐに命が危ぶまれる状況ではなくなったため退院となりましたが、退院後にこれまで通り自宅で生活を送るのは難しく、施設入所を決意。病院のソーシャルワーカーに介護施設の紹介会社の手配を依頼しました。
口座にお金はあるのだけれど…
Mさんは介護施設の紹介会社の担当者に以下のような話をしました。
・すぐに使うことができる預金が100万円ほどしかない
・地元である東北地方の金融機関に財産500万円を預けていたが、通帳やキャッシュカードが見当たらない
・今後出費が想定されるため、その金融機関のお金を使えるようにしたい
・身寄りがなく頼れる人がいないため、身元保証会社を紹介してほしい
相談を受けた担当者は、当社に司法書士事務所が併設されており、お金などの問題への対応が得意であることを思い出し、連絡をくださいました。当社の担当者はすぐにMさんを訪問し、Mさんとともに金融機関へ以下のような連絡をしました。
・ご本人は地元から離れた川崎市におり、郵送で手続きを行いたい
・マイナンバーなどの顔写真付き身分証明書があり、本人確認書類も提出できる
・ご本人には今電話で話をしてもらえる
上記対応で金融機関側のご理解を得ることができ、郵送で通帳とキャッシュカードの再発行、暗証番号の再設定の手続きを行ってもらえることとなりました。また、もちろん身元保証契約も締結し、安心して施設へ入所いただける環境を作ることができました。
財産に関することも支援できるように
ご高齢や病気などで「お金を動かせない」という状況に陥ってしまっている方は意外と多いです。そのような場合であっても、司法書士事務所が併設されている当社であれば、ご支援が可能です。お気軽にご相談ください。